購入したボードにフルチューンを施し、ワクシングもすませたら今度はバインディングのセットアップです。あなたのボードにはきちんとバインディングがセットアップされていますか?
きちんとしたセットアップ方法がわかっていて、ご自分で取り付けができる方なら問題ありませんが、そうでない方は購入されたお店や友人などにお願いするしかないですよね。
でも、そのお店や友人がきちんと理解していなかったり、間違った知識で取り付けられている場合が非常に多く見られます。そうなるとボードの性能うんぬんの話ではなく、上達の妨げになるばかりか、まともに滑ることも不可能になりますよね。そうならないためにもちゃんとしたショップで購入してきちんとセットアップしてもらいましょう!
注 ライダー(そのボードを使う人)の好みにもよってセッティングは変わりますのでここから先は一般論として聞いてくださいね。

BURTON のボードに記されているネコメントポジション。
標準取り付け位置です。
ボードによって取り付け位置は異なります。
BURTON の場合はボードにネコメントポジションと呼ばれる基準となる取り付け位置が記されています。
ほとんどの場合はこの位置に取り付けてもらえば大丈夫なのですが、ライダーの体格や好みに応じて取り付け位置は変更することがあります。
他のメーカーの場合何も表示がなければメジャーが必要になります。
その場合、ツインチップボードか、ディレクショナルボードか、どれぐらいセットバックが必要か等ボードのスペックがわかってないと取り付けはできません。
また自分にとって適したスタンス幅もわかってないといけません。
BURTON でも uninc などは注意が必要で普通のひとでは広すぎるスタンスに表示されているものもあります。

 




バインディングを取り付ける際、ボードの幅のちょうど真ん中にブーツのセンターがくるように取り付けをします。
つまりブーツのつま先とかかとが同じぐらいボードから出るようにします。
取り付けるバインディングやブーツのブランドによってはきちんとセンターに取り付けられないものもありますから要注意!

 

   
かかと側によりすぎ   つま先側によりすぎ  

右左それぞれの足のアングルを決めて取り付けします。
たまにアングルをはかる器械?みたいなもので決めているお店もありますが僕はあれは間違っていると思っていますので当店では使用していません。
それに極端に浅い角度の取り付けやダックスタンスもそれが本当に必要な方と技術を持った方だけのものだと思ってください。
それに BURTON と他のメーカーとでは0度のアングルの解釈が異なっています。
他メーカーの0度は BURTON のプラス3度です。

 


ローテーション調整前 ローテーション調整後
これがきちんと調整されていない場合が非常に多いです。
ヒールサイドのターンの場合、ハイバックにふくらはぎがもたれかかりますよね。でも、そのもたれかかる方向はまっすぐかかと方向にもたれるのではなく、ヒールサイドのエッヂ方向になります。

つまりスタンスのアングルが0度でないかぎりハイバックはどちらかに振ってやらないとエッヂと平行にはなりません。でもローテーションの幅の限界があるので完全には平行にならなくても大丈夫です。